日常と非日常に彩りがほしい

趣味関連のおはなし

蓮ノ空にどハマりして人生初ライブ

12/6,7に横浜のKアリーナで開催された「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 5th Live Tour 〜4Pair PowerSpread!!!!〜 スリーズブーケ presents Clover Stage」に参加してきました!

 

これまできらら関連の話ばかりしていた人間が急にラブライブの話をし始めてどうした?と思われるでしょう。正直私も信じがたいです。ラブライブ!シリーズはこれまでアニメを部分的に観ていたくらいで、曲もOP・EDくらいしか知りませんでした。

 

蓮ノ空はアニメ化されていないのでTwitterで若干の情報が入ってくるくらいでした。ただ絵柄がすごく好みだなぁと思い続けて2年くらい経っていたところに、フォロワー(先輩と後輩)のRTで流れてくる4コマのりんくらいふを読んでいるうちに履修欲求が高まっていき、諸々落ち着いた10月中旬にリンクラをインストールしてみました。この辺りの経緯や感想は別の記事で詳しく書きたいですが、端的に言うとストーリーや曲が刺さりまくって急速に沼に沈んでいったわけです。

 

それで公式アカウントをフォローしたり情報収集したところ、ちょうどライブツアーを開催中ではありませんか!しかもキャラ的にも曲的にも1番好きなスリーズブーケ公演が横浜開催で近いし、1ヶ月以上先だから活動記録読んで曲を押さえる時間もありそう!ということで抽選に申し込みました。

とはいえ、締切直前(11月頭)まで迷いました。だって蓮に限らず人生でライブに行ったことがなくて右も左も分からない新規ファンが単騎特攻して果たして楽しめるのか?という懸念は当然付き纏います。ありがたいことに、前述のフォロワーたちにいろいろ教えていただいたり、公式がプレミア公開してくれた2ndツアーの映像を観たりしたことでその不安はほとんど吹き飛びました。お箸を持つ方が右だそうです。

 

ライブの前週にHASUNOSORA FANTASYコラボ(スタンプラリー)と紅葉の兼六園を目当てに金沢に行ったり活動記録とFes×LIVEをあらかた観たりして準備を進めました。曲は結構うろ覚えでしたが......。

 

 

いざライブ当日、昼前は新規グッズ目当てに物販の行列ができていたようですが、私の着いた2時半頃には並ばずに行けました。光る棒2本とパンフレットとStarring Bloomのリストバンドを調達しました。ツアーのタオル(スリーズブーケ版)は迷いましたが、記念になるし次ははいと思い買いました。せっかくなのでネックウォーマーの代わりに首に巻いておきました。装備よし!準備よし!

ライブ会場 Kアリーナ

 

お手洗いを済ませて会場内へ。LEVEL5の中央付近だったので、角度的には観やすそうだなあと感じました。あとスモーク?霧?は劇の一時的なものをイメージしていたんですが、開演後もずっとあるんですね。Fes×LIVEでよく見る光線をフィクションだと思っていました。

 

わくわく待機していざ開演!最初の曲はお馴染みDream Believers......なのは想定通りなのですが、自席から見えるキャストが小さすぎてかなりショックを受けました。表情は分からないだろうなとは予想していたものの、人の区別もできませんでした(頑張ればかんかんが一瞬分かったくらい)。双眼鏡でダンスを追える気もしませんし、モニターばかり見るのは現地に来た意味が半減してしまう気がしてしまい、全体を直接見ることにしました。2日目が端寄りの席でモニター頼りになりそうという理由もありました。

視覚面に加えて、ペンライトの振りや色変えに慣れずステージに集中できなかったり、右からの音響がデカすぎて音が止んだ後も聴こえにくくなったりしていたのが楽しむ妨げとなってしまっていました。歌詞もなんとなくしか覚えていないのも含めて、パフォーマンスに向けられる脳のリソースが限られていたわけです。もちろんドリビリ衣装大好きとか、8人のHoliday∞Holiday最高!とか、ペンライト振るの楽しいとか、ドルケのダンスすごいとか、レーザーって実際にこうなんだかっこいいとか、泉がイケボすぎるとか盛り上がれた要素はたくさんありました。それでも、そういった初心者ゆえの原因で心からは楽しめず、正直かなり焦っていました。現地に来ずに配信で観ていた方が良かったのでは?この状態がまだまだ続くのか......と。

 

そんな暗澹たる気持ちを一変させてくれたのはVery! Very! COCO 夏っでした。

みらぱの2人がタオルを持って登場して、そう言えばタオル振る曲もあったなぁ。ん?さっき買ったタオル、首にかけてたわ。とりあえず曲に合わせて振り回してみた。あれ、なんかすごく楽しいな。気付けばさっきまでの絶望感はすっかり晴れて熱狂していました。

これが「楽しい」に全力なみらくらぱーく!の魅力だったんですね。実を言うと、全体曲やスリブ、ドルケと比べてみらぱの曲は好きな曲はあっても刺さるほどではなかったんですが、ライブに来て初めてその良さを理解できた気がします。それに、103期17話のストーリーで瑠璃乃を好きになった人間なのですが、元気のない人・ついてこられていない人にも手を差し伸べたいという瑠璃乃のその思いをまさか自分がこんな形で身をもって体験するとは夢にも思いませんでした。これが現代に生誕せし博愛の聖女......。ありがとう、るりちゃんせんぱい。ありがとう、みらくらぱーく!。ライブの楽しみ方を教えてくれて。

 

夏の曲を楽しんだ後は幕間映像でのMCでした。こういうのもあるんですねぇと観ていたら、濃厚なぎんかほのやり取りをお出しされて大盛り上がりでした。花帆先輩の部屋の合鍵......。

 

お次はスリブ曲のカバー。105期の後半に好き好きクラブに入った都合、103期は好きな曲が多いもののライブで聴ける機会はほとんどないだろうなと思っていたので、ここで披露されて感無量でした。Mix shake!!はコールもタオル振りもめちゃめちゃ楽しかったし、皆大好き素顔のピクセルも最高で、シュガーメルトも「大好き!!!」。小鈴さんが〜の振りが2日目はさやか先輩が〜に変わると告知されました。なるほどねぃ。

 

そして衣装替えしたスリブの2人が戻ってきました。イントロを聴いて知らない曲??と思っていたら、周囲の反応から初披露の乙女詩華集であることを察しました。それは盛り上がりますよね。この曲が本当に印象的ですぐ好きになりました。曲や歌詞、2人の歌声が美しいのもさることながら、この衣装が本当にもう可愛くて華やかで優雅で美しいのなんの!

次の月夜見海月はスリブの中でも指折りの好きな曲なので興奮と感謝が溢れました。乙女詩華集のひらひらした衣装もピッタリでしたね。フルーツパンチは軽快で初々しくて可愛らしい曲で、音源だけ聴いていたときよりもずっと好きになりました。

4ユニット揃って衣装の紹介した際に、配信ではお馴染みの「くるくるくる〜」をライブでもやってくれるのはほっこりしました。

 

最後は吟子の演説と「一生に夢が咲くように」。それまで流しでしか聴いたことがなく、珍しいタイプの曲だなぁとしか思っていませんでした。しかしBloom Daysの振り返りと吟子の演説の後に観ると、伝統を受け継ぐ覚悟や果てしなさに圧倒されました。

 

これで本編が終了し、暗くなったステージを前に初ライブの余韻に浸りました。なんかもう、大量の音楽と熱量と情報と感情を浴びて上手く言葉にできませんが、心の底から楽しくて、勢いで参加して大正解でした。

アンコールの掛け声は「アンコール」のイメージでしたが「蓮ノ空」なんですね。手拍子する人、UOで芸をする人など様々で、この時間もいいですね。

 

アンコール1曲目は直前にYouTubeで公開されていた「チャーミングな花束を」。既に語彙力が尽きていてアレですが、素敵な曲ですよね。8人が集まったところは花束をイメージしているんでしょうか。

MCでシャッフルユニットの話になり、どの歌からかなとワクワクしていたら、暗闇の中にマイクスタンドのようなものが!これはwww イントロが流れ会場のボルテージが急上昇しました。まさか平成ギャルズをこんなに楽しむことになるとは予想だにしませんでした。

平成ギャルズは暴力的脳破壊で、ちょ、尊いLOVEは傾国的脳破壊だと思います。

PRINCE ε>ε>の2曲は少ししか聴いていなかったのを後悔しました。IcHiGo milK love格好良すぎて王子様(誰?)に惚れてしまうわ。胸が苦しい......。

最後の最後Hello, new dream!は透き通るような曲で、最後にピッタリだと感じました。ただ、これで終わってしまうという寂寥感が乗っかり今後聴く時もしんみりしてしまいそうです(実際そうなっています)。

 

会場を出て後輩やその友達と合流させてもらい、感想を語り合ったりしました。私以外はライブにも金沢にも数知れず行っている猛者でしたが、スタンプラリーの実物を見せるとまた行きたくなったようです。何度行っても楽しそうな街でしたからね。ライブの後の焼肉とビールは美味いと知りました。

 

 

 

2日目。物販も不要なので開場時刻を過ぎた頃に現着しました。蓮ノ空や推しへの愛を全身で纏っている人が多くて良い空間ですよね。コミケのような即売会と違い1つのコンテンツに集中しているのでなおさら。

 

今度はステージに向かって右端に近い席でしたので大体はモニターを観ていました。なんならレーザーでステージ中央が見えないこともありました。それはともかく、今度こそちゃんと最初から楽しめました!コールやクラップはまだまだ対応できないことも多かったですが、それはそのうち頑張ります。

 

両日共通でしたが、幕間映像で吟子とさやかが実質告白するシーンが最高ですよね。私は履修時期の都合上104期の前に105期(~10月)を読んでいたのですが、104期活動記録で吟子がどれほど伝統や街を愛しているか知った上で観ると、「金沢と同じくらい大好きな人です」の言葉の重みが全然違って聞こえました。花帆は顔赤くするだけで済んでるのなんなんですか?私なら膝から崩れ落ちてますが?MCで話していた、梢先輩から吟子に受け継がれた花帆の取扱説明書も詳しく教えてほしいです。

 

シュガーメルトは告知通り「さやか先輩が〜」「大好き〜〜〜!!!」に変わったわけですが、おでこにキスするサプライズがあり一同騒然としました。これがスリーズブーケインストール......。

 

1日目の月夜見海月の枠は眩耀夜行が来ないかなぁと期待していましたが、披露されたのは謳歌爛漫でした。このときはまだ多くは聴いていなかったのですが、ステージを観てその美しさがとても印象に残りました(帰ってから何度も聴いています)。乙女詩華集の衣装も相まって、曲名の通りすごく花咲いていました。

 

前日に続いてアンコールの8曲とお別れのMCが終わる頃には、きゅるんきゅるんの笑顔にされていた私も、「その存在(すべて)に大感謝(ありがとう)」の気持ちと「終わるな〜」という寂しさで胸がいっぱいでした。千秋楽ですからね、まだ何かあると期待してしまいます。Starring Bloom関連とか、さらなる追加曲とか。

そして発表されたのは次回のライブスケジュール。それも遂にBloom Garden Party!! 花帆たちがラブライブ出場を辞めてまでして作っている「みんなが花咲くステージ」が観られます!半年も先なのが待ち遠しいです。

さらにさらに、映画の公開日とPVも発表されました。PVには好き好きクラブ皆が待ち望んだ大三角の姿も!これにはアリーナ中から大歓声が上がりました。これは泣ける。初日に観に行きます。

youtu.be

 

退場後はまた集まって感想や最後の告知について喋りました。中でもメインは次のライブの予定で、福岡公演がGW・博多どんたくと被っていて宿も飛行機も高騰していて阿鼻叫喚という件でした。全通勢の熱意を感じました。私は横浜と埼玉でやる最後の2回は確実に行くとして、遠征はぼちぼち考えればいいかな〜といった感じでした(この記事を書いている時点では神戸公演行く方向に傾いています)。あと真夏のベルーナドームは煉獄(アツ)すぎて熱中症対策ガチらないとまずいそうですね、マジですか。映画のPVで蓮ノ空の全景が初めて明らかになったらしく、その話題でも盛り上がりました。敷地が想像よりかなり広かったし蓮ノ湖が学校のすぐ横だしこれを横断しようとした徒町はヤバいです。

 

 

そんなこんなであまりにも濃密な2日間が終了しました。今までに体験したことのないタイプの熱気と興奮で最高でした。知らない世界に飛び込んでみるものですね。心残りなのは、ものすごく楽しかった記憶はあるのに歌やダンス自体はあまり思い出せないことですかね。次のライブはステージを目と耳に焼き付けたいです。

剣埼灯台一般公開記念星屑テレパス聖地巡礼

7月5日土曜日、神奈川県三浦市にある剣埼灯台が8年ぶりに一般公開されました。ドラマ星屑テレパスのロケ地でもあるので、ファランクスで集まって観音崎灯台、三崎港と合わせて巡礼してきました。

 

ところでこのオフ会、何かがおかしい......。

なんとこれ、主催者が私なんです!

😱ええ〜!?

リアルの人間関係ですら誘われたら着いていくだけで、自分から誘うことなんてめったにない(ご飯の予約すら1回しかしたことない)受動的な人間なのにどうしてこうなったんですか......?

 

 

経緯

3月1日、ファランクス初のオフ会「ファランクス決起集会」が開催されました。これを機にLINEのオープンチャット(今はほとんど動かない)が作られたり、後にdiscord鯖が作られたりとファランクスの活動が活発化しました。決起集会が楽しかったので、自分ならどんなことができるかなぁとぼんやり考えていたのが剣埼周辺の聖地巡礼とオンラインクイズでした。

そして数ヶ月経ち、こんなツイートが。

これはチャンスと思い、ファランクスdiscordに「(横須賀観音崎灯台と)剱埼灯台・三浦港の巡礼企画したら来る人いますか?」と勢いで聞いてみました。嬉しいことに参加者が数人集まったので意見を募集しながら計画を立てました。バスの本数が少なくて困りましたね......。最終的に私を入れて8人。結果的に、決起集会で会った面子だけになったので気が楽になりました。

 

当日

朝からこんな激カワ眼福ツイートが流れてきました。リュックに老師アクキーを付けていざ出発!

 

最初の目的地は観音崎灯台。都内からはそこそこ遠いので観音崎バス停に10:30集合(2本後のバスまでなら灯台で合流可能)のスケジュールでした。馬堀海岸でバスに乗り換えるときにファランクスっぽい雰囲気の人いるなぁと思ってたら幹事型の怪異でした。集合場所に着くと見覚えのある3人が待っていました。相変わらず重装歩兵が目立つ。

観音埼灯台は星テレとは関係ないですが、せっかくなので登れる灯台に行きたいと思い行程に入れました。きららで言えばスローループにガッツリ登場していますね。1話のひより・小春の出会いのシーンとなった堤防や、帰り道で何度も描かれた海沿いのカーブはこのバス停のすぐ近くです。ファランクスは大体きららオタクなので他のきらら作品の話題で盛り上がることもしばしば。

じんわりとした暑さに包まれながら、階段を登って観音埼灯台に到着。参観寄付金払うときに登れる灯台スタンプラリーのスタンプを押しました。ここに来たのは2回目ですが、スタンプラリーは去年始めたばかりでまだ2ヶ所目です。まずは資料室で涼みつつ灯台の特徴や歴史を学びました。日本初の洋式灯台で現在の建物は3代目、フレネルレンズは第4等だそうです。

灯台の中の階段は狭くてすれ違うのがやっと。星テレのみたいに広々としてるところはあるんでしょうか?階段の壁に全国の灯台の紹介があって面白かったですね。上まで登ると東京湾の向こうに房総半島が見えました。眺めがいいですね。ちょうど他の人がいない時間帯で良かったです。多ければ二手に分かれようと思っていたので。遅れて来た2人と合流し、なんやかんや駄弁って観音崎を後にしました。

 

観音崎→剱埼はアクセスが悪く、バス→電車→バスでバスの本数も少なめです。最初の乗り換えが27分、うち徒歩移動8分と時間にゆとりがありました。食料と水の補給やらお手洗いやらをここで済ませるように(主催らしく)アナウンスしようと、コンビニやスーパーを地図で探していました。すると目に付いたのが「うみはるクレープ」というクレープ屋。偶然にも星テレのオフ会にぴったりですし、ランチが3時半とかなり先なので皆で行くことになりました。海ユウや海またはよく話題になりますが、会長副会長コンビはなかなか珍しいですね。いやいや、フェンリル遥乃とかいろいろ2人の組合せもあるよ✌️などと話していました。ここの地名が三春町で、そこから名付けたそうです。お店の人からしたら、12時開店とほぼ同時に謎のオタク集団がキャラ名繋がり(こじ付け)で押し寄せるのある意味恐怖ですよね......。私はお店のクレープって初めて食べたんですが、もちもちしてほどよい甘さで美味しかったです。(正直なところ、駅まで急ぎ足になったのでもっとゆっくり食べたかったです)

 

三浦海岸駅から剱埼までのバスは海沿いを走るので車窓も楽しめます。バス停から剱埼灯台までは徒歩15分くらいで、暑い中歩くと余計に長く感じました。去年1月(ドラマ化発表前)に来たときは電動アシスト自転車で楽だったのですが。

灯台でお出迎えしてくれる明内(明内ユウ生誕祭で投稿したイラスト)

去年とは違い随分と賑やかになった剱埼灯台にはテントがいくつか張られており、呪いの装備トマトリュックに笑顔にされつつ奥のテントへ向かいました。お目当ては剱埼灯台のオリジナルグッズ。先着100名とHPに書かれていたのでこの時間じゃ残っていないだろうなぁと思っていたらマグネットがたくさん用意されているようでした。パンフもあって邪魔になるから先に登ってくださいと言われ、早速灯台の中へボナGO!!

 

正面入口ではなく向かって左側の何らかの設備がある部屋から入りました。初めて見る空間ですごく新鮮でした。灯台本体のところまで進むと、あの地下室の扉が!原作で秘密基地となっている灯台の地下が、偶然にも剱埼灯台に存在しドラマでも使用されたと聞いていましたが、実際に見ると感慨深いですね(流石に部屋の中は別の場所です)。ボナヴー配信でも時々お見かけするあのスタッフさんともここで少しお話しました。

画像

多くの灯台の内側は幅が狭くて全部螺旋階段になっているイメージですが、剣埼灯台は結構広くて、平らな階の間を階段で結んでいる感じでした。これなら明内も寝られますね。

上まで登るとやっぱり景色がいいですね。曇っていて房総半島は見えませんでしたが、下の海岸や三浦半島に広がる畑がよく見えました。足場は観音埼灯台よりは広くて安心感がありますが、柵が高いわけではないので乗り出すのはやはり危険です(宝木遥乃)。灯台の4箇所にドラマ星テレのシーンを示す紙が貼られていたのですが、ここには第九話「遥乃&瞬 壁ドン💕」がピックアップされており、良いセンスしてるなぁと思いました。知らない人から見たらただの壁なんですが。私も鯛焼き用意すればよかった。

気が済むまで写真を撮ったら、今度はさらに上のレンズ室(?)に上がって第二等フレネルレンズを前におじさんの解説を聞きました。下から見てもでっなぁと分かるのに、前に立つと自分の背より高くて迫力満点でした。これがガチ恋距離ですか......。ところでこの空間は風が通らないのでものすごく暑くて汗ボタボタ落ちてました。こんなの温度感バグってる宇宙人じゃないと耐えられないですよ。ドラマで出てきた鉱石ラジオもここの足場に置かれていたのを発見された設定のようです。

貴重な体験をした分の名残惜しさを感じつつ灯台を降りて、マグネットやら何やらを貰いました。怪異型の怪異も合流し、今回のファランクス8人が揃いました。灯台の外観を撮ったり、テントでスタッフさんとお話したりしました。ドラマのポスター・小物や大熊らすこ先生&大熊老師のサイン色紙が飾られていて星テレファン必見でした。もっとも、1番目立つのは通販でギリギリ間に合ったという真っ赤なトマトリュックなんですが(灯台も星テレも関係ない)。

 

バス組と車組に分かれて三崎港へ。3時半になってしまいましたが、遅めのランチということでCABA COFFEE BEANSさんにお邪魔しました。ドラマの瞬誕生会に使われたカフェで、予約不可で8人入れるか心配していたのですが運良く2階席が(一時的に)貸切状態でした!配置は変わっていましたがテーブルがカラフルで、これがロケ研の使った席だ〜みたいな話をしていました。この1週間前に開催されたアニメ星テレトークイベントで入手した海ユウのアクスタを置くと、料理を2人に提供してもらえてるみたいでいいですよね(現在大阪で開催中のコラボバーもあるよ✌️)。

お腹を満たした後は、「きらきらのおそろい」をgetしたUFOキャッチャーをうらりマルシェで特定したり、5話同時視聴配信「どーすんだよ老師が心臓麻痺で倒れたらさぁ💢」のシーンの港を見に行ったりしました。

私主催の聖地巡礼はここでおしまいです。いや〜楽しかったですね。お疲れ様でした。

 

延長戦

せっかく集まったのに夕方5時台で解散なんてことはなく、横須賀中央へ。この辺りもスローループの聖地ですね。居酒屋に入って横須賀カレーや揚げ物を食べながら歓談しました。星テレ、ボナ配、トークイベント、kgrmなどいつもの話題から、他のきらら・日常系作品、聖地巡礼、原稿を出したばかりの怪異合同の話などで盛り上がりました。

最後はカラオケで。もはや定番と化した怪異の王の◯.BOYに始まり、それに触発されたのか、怪歌もとい替え歌がたくさん披露されました。もはや星テレ関係ない。替え歌作れない私は無難に持ち歌のspektroを歌いました(カラオケに絶対入ってない曲を持ち歌にするな)。ピンと来たや点と線を歌って締めとなりました。

 

普段からdiscordでワイワイ話していますが、実際に会って聖地巡礼するともっと楽しいですね。またこうして集まれる機会があるといいですね。星テレ公式さん、またイベント開催してくださいお願いします。今度はもっと大きな箱で。

 

宝木遥乃

今週末の夏コミで「星テレ怪異合同 其ノ三」が頒布されます。なんと総勢20名による260ページもある分厚い本ができたそうです。おかしいだろ。あの揚げ物系VTuber(?)も参戦しているそうです。だからなんでだよ(歓喜)。私も2ページだけですが考察っぽい文章と、まさかの表紙の老師とファランクスのイラストも寄稿させていただきました!このブログを最後まで読んでくださった物好きな方なら手に入れてくれますよね???

✌️メロブ通販もあるよ✌️

 

ファランクスになったきららオタクの回想

ボナヴー!お久しぶりです。

今度の記事は自分が星屑テレパス・ボナヴー配信にハマった経緯でも書こうかと思っていたら、年が明け早くも3月になってしまいました。ドラマ化発表・ファランクス誕生から3月17日でちょうど1年経つので、それに合わせた投稿ということにしておきます。余裕で遅刻しました。

 

※この記事は主観と自分語り100%です。夜遅くに書き殴ったので何も工夫してません。

→このときから3ヶ月以上経ったので多少加筆します。

 

 

今でこそ古参ファランクス面していますが、星テレという作品自体については割と後から知ったんですよね。アニメごちうさ5周年(2019)できららに初めて触れ、芳70周年セールやきららファンタジアで沼にはまり(2020)、COMIC FUZやきららベースを読み漁るようになりました。

星テレを知ったのは、恋アスと宇宙繋がりで話題に上がったからだったと思います。きららベースで常時公開されている1~3話と当時の準最新話(再戦シーサイド前後?)を読み、毎月更新されるたびに読み進めていきました。と言いつつも、途中を飛ばしているうえにぎくしゃくしたのが苦手で、あまり強い印象は残っていませんでした。

manga.nicovideo.jp

 

しばらくしてアニメ化発表があり、原作者大熊らすこ先生(海果アイコン)のTwitter(現X)をフォローしたり、ようやく単行本を買ったりして待っていました。あるときドキドキ⭐︎ビジュアル展出藤野岬の制服が展示されているのを見て、それまではワンピース型って珍しいな〜くらいにしか思っていなかった制服のデザインのかわいさに囚われてしまいましたね。美少女の美少女性を引き出していてヤバすぎる(語彙力喪失)。

新作きららアニメはぼざろ以来1年ぶりだから楽しみでしたね。きららなので最低2周、はまったら3周観るつもりでした。

そして放送数日前、独占配信の発表とらすこ先生のあのツイートでファン騒然となったのが懐かしいですね。そう、これを読んでいる皆さんなら既に脳裏に浮かべているであろうあの画像です✌️

 

なんとらすこ先生がYouTubeで配信を始めるという大ニュースが!アニメ化きらら作家が表に出るのは珍しい印象でしたし、うちの先生の実況スペースやはまじ先生のお絵描き配信を楽しんだのが記憶に新しいこともあり、非常に楽しみにしていました。最初のかわいい/しんどいシーンの配信にマシュマロを送ったかどうかは忘れましたが、リアタイはできず後から観ました。貴重な裏話を聞けたり初々しさと声の可愛さにニコニコしたりと、実際大満足でした。コメントしたくなって新たに趣味用のGoogleアカウントを作成し*1、次からは基本リアタイするようになりました。

最初の頃はコメント読まれたりマシュマロ採用されたりするだけで歓喜していたのが我ながら初々しいですね。アニメ公式コンテンツや音楽くらいにしかYouTube使ってないオタクだから配信者と双方向で一緒に盛り上がるのが初めての体験でした。(知り合い複数いて内容に関心あるはずの某Knockすら1桁回しか見ていないくらいには配信者に興味ない)

 

独占に負けじと原作者を中心に作品を盛り上げているのが楽しくて、きらら同好会のアドベントカレンダーのネタとしてこんな紹介記事を書きました。これを原作者に読んでいただけるだけでも光栄なのに、リツイートで閲覧数跳ね上がる(当垢比)わ挙げ句の果てには配信概要にリンク貼ってもらえるわでありがたすぎて悲鳴あげてました。公式や推しに認知されたい/されたくないという議論もありますが、なんか気付いたら選択の余地がなくなっていて......。今となってはタグ付けてツイートしたら読んでもらえるし絵やブログはリツイートしてもらえるでしょうって軽い気持ちで呟いていますが(ありがたいことです)。

mine-h.hatenablog.com

 

アニメ劇中歌spektroにはまりエスペラント語齧ったら宇宙語解読班として周りから認識されるようになったようです。因みにmalobeema terulo(つんでれ地球人)の明内の口調と表情があまりにも”癖”で狂いそうって話は前にもした気がします。

mine-h.hatenablog.com

結局放送時にリアタイ+同時視聴配信+2周の4周、宇宙語解読のため1ヶ月だけFODに200円で加入して2周したので合計6周も観ることになりました。確実にダントツで視聴回数多い作品ですね。

 

アニメ終わってからも配信を続けてくださり、1週間を乗り越える糧となっていきました。ゲーム配信も馴染みは全くなかったのですが、老師の言動が面白くて面白くて。特にパルワールドでNPC捕まえたり塔から落下したり労基呼ばれたり。メンバーシップにも初めて入ってスタンプで老師とかとか気軽に送れるのいいですよね。老師がすぐ巨大化する(一般にガチ恋距離というらしい?)からガチ恋勢やら夢小説やらが話題になっていましたね1年前は。それで「ガチ恋勢は怪異に入りますか?」とマシュマロを送ったらファランクスじゃあ!!!」とまさかの答えが返ってきて、老師の引き出しの多さに驚きました。「ここが百合の花畑かよ!よかったよな老師が人間で。ミツバチだったら過労死してたぞ!」って発言も好きで、表現力やワードセンスがさすがプロの漫画家すごいなぁと感心させられます。

 

この3/17がちょうどドラマ化発表配信でした(なんでファランクス発祥の印象の方が強いんだよ!)。ドラマ化を知って最初に思ったのは、(アニメと違って)もっと多くの人に星テレを知ってもらえる!でした。ネットの反応を見て、確かに漫画の実写化は不評になりがちとか、演劇経験者の少ないアイドルがメインとか、セクシー◯中さん事件が記憶に新しいとか不安も湧いてきました。それでも老師が盛り上げると宣言したのもあり、普通に楽しみに待つことができました。

蓋を開けてみると、明内や瞬の演技力もすごかったですし、実写ならではの見せ方や原作へのリスペクトも感じられて良いドラマでした。10話というアニメより短い尺でまさか悪い宇宙人編まで見られるとは。ドラマ自体の良さに同時視聴配信でのバチクソっぷりや切り抜きの万バズも加わり、めちゃくちゃ楽しい展開になりました。ご新規が老師のノリで離れないか懸念されていましたけれど、杞憂でしたね。どうして......?映像丸ごと使用許可が出たのに誤BANされかけたり、ドカ百合気絶部などの名言が量産されたりと、本当に怒涛の3ヶ月でした。(実を言うと百合百合ゼミだけはやかましくて好きじゃないw)

 

去年9月のきらら展のサイン会全落ちして悲しかったです。最終日の夕方にJump Intoきららの星テレの映像を見ていたら、サイン会の部屋から「心のロケットが発射する〜」と幻聴が聞こえてきました。徳を積んで次は当てます。

 

夏コミ、冬コミで怪異合同なる同人誌が頒布され、其ノ二には私も寄稿させていただきました。まさかの大熊老師も参戦した、意味不明な薄い本になりました。なんでだよ。其ノ三もぼちぼち執筆始めなければ。締切ギリギリで提出しました。なんと表紙の一部(老師とファランクス)も描かせていただきました!

 

老師のキャラデザが非常にシンプルなおかげで、絵を普段描かない人でも#ボナアートを投稿できるのはすごい利点ですよね。私みたいな筆無精にも作画コスト低い老師はとっつきやすいです。(シンプルすぎて構図のアレンジは難しい?腹巻きでも描いとれ)絵に限らずぬいぐるみやモデルロケットにもなっていますし、ファン活動の幅が広がっているのを感じます。

 

3/1に「ファランクスの集い」が開催されたので、2次会からですが参加しました(1次会の頃にはごちうさのイベント)。オフ会自体初めてでしたが、普段配信やTwitterで見かける人でしたので普通に楽しかったです。ファランクスにもちゃんと実体があったんですね〜。カラオケではspektroも歌いました!披露する機会ができて嬉しい!次があったら最初から楽しみたいですね。

 

私が何か主催するなら剱崎灯台周辺の巡礼かオンラインクイズなんかでしょうか。できるかは分かりませんが。

 

 

【7/6追記】

・配信のノリで「6/4までに貯まったkgrm積立の金額(万円)を今年の老師の年齢にしては?」と提案したら採用されて27歳という絶妙な数字になりました。

老師の日お祝いイラスト。5巻の電ダもにもに照屋音々が可愛かったのでオマージュ。

 

・先週の星テレトークショー第二部に参加しました!楽しかったです!らすこお姉様に会うつもりで行ったのに老師(被り物)が出てきたのは心残りですが、いつも配信で見ているbtksな喋りで面白かったですね。原作者による配信情報の告知で盛り上がる稀有なアニメwww

spektro好き好き侍としては、歌の設定(讃美歌っぽく、でも明内の故郷では当たり前にある歌だから感情を込めすぎずない)やなかなか決まらず収録が延期された裏話などが聞けてよかったです。4巻範囲の生朗読も本当に貴重な体験でした。特に深川芹亜さんの演技中の表情や仕草が可愛くて印象的でした。枠も少なかったのでF◯Dでいいから配信でも見られるようにしてほしかったですね......。

最後に明内の誕生日配信の告知もあったので、配信を観ていなかった星テレファンもファランクスになってくれたらいいですねぇ。

 

・7/5に剱崎灯台が一般公開され、ファランクスを集めて巡礼してきました。まさか本当に主催者になるとは......。この話は別の記事で書きたいです。

 

 

最後に

配信概要のボナ配紹介記事(兼ボナ配語録)はドラマ放送前の古いやつで申し訳ないので誰か書いたら載せてもらえるんじゃないでしょうか?個人的にはドラマ勢の視点も知りたいです。(他力本願)

 

 

宝木遥乃

灯台に行って「トーダイなんてドーダイ!」ってツイートしてるの私以外にいます?ドラマではカットされた明内の台詞です。なんなら東大でも良いです。

*1:これ本当か?と思ってメール確認したら本当に2023/10/7でした

【マグロちゃんは食べられたい!完結1周年】マグロちゃん紹介文&SS (Web再録)

お久しぶりです。

今日は12月26日ですね。まんがタイムきららMAXで連載していたおもしろ漫画『マグロちゃんは食べられたい!』の2巻(最終巻)が発売されてからちょうど1年になります!

 

この機会に私が以前合同誌に寄稿した2つの文章を公開したいと思います。

 

1つ目は2023年夏コミで出た『Micare 2.5』(東大きらら同好会)の「おすすめきらら」に寄稿した『マグロちゃんは食べられたい!』紹介文です。単行本の範囲で言うと2巻の真ん中くらいまで進んでいた頃に書いたので、結末がどうなるか全然分からない状態で書いています。マグロちゃんのギャグセンスはきらら作品の中でも指折りだと思っています。

 

2つ目は2024年夏コミで出たマグロちゃん合同誌『まぐろタイムきはだMIX』(阪大きらら同好会)に寄稿した2次創作小説SSです。原作完結後に作品への熱い思いを綴る機会をくださった阪大きら同さんに感謝です。実際に三浦にマグロを食べに行った経験を基に、この作品について考えていたことをSSという形で表現しました。小説という形で創作をしたのは初めてでしたので拙いものではありますが、ご一読いただけると嬉しいです。

三崎口駅 看板の赤字に注目



 

マグロちゃん紹介文

 

問題:みさき・まぐろ・なぎさ・きーちゃん・さしみ・クロ。このうち漫画『マグロちゃんは食べられたい!』に登場する“人間”を全て答えなさい。

 

人間とそれ以外の存在(動物や架空の生命体など)が交流する話は古今東西に見られ、現代の漫画やアニメでも珍しくないでしょう。その中でも彼ら彼女らが同居する作品を「異種同棲譚」と私は勝手に呼んでいます。異種同棲譚のきらら作品では『精霊さまの難儀な日常』(琴慈)が大好きですね私は。文化や価値観、性質の違いを感じながらもお互いを理解し仲を深めていく、というのが王道なストーリーかと思います。調べたわけではありませんが……。

さて、冒頭で取り上げた『マグロちゃんは食べられたい!』(はも)は「釣ったマグロが美少女に!?」のキャッチコピーからわかるように、マグロの擬人化をテーマにした異種同棲譚です。しかし、前述したような王道展開などお構いなしに価値観がすれ違い続けています。これこそが本作品最大のおもしろさであると言っても過言ではありません。ここではなるべくネタバレを避けながら本作品の魅力を3つ紹介します。

 

1. キャラクターの個性

日常系コメディにおいて、キャラクターの個性が重要であることは言うまでもありません。単純化するとボケとツッコミに分かれる作品も多いですが、本作品の主要6キャラは皆何かしらズレています。軽くキャラの紹介をしましょう。

 

みさき:(魚の)マグロが大好きな女子高生。マグロを丸ごと1匹食べることを夢見て釣りを日課にしている。ヘアピンや小物がマグログッズ。昼休みに釣りをしたり学校に七輪を持ってきたりと常識外れなマグロ狂い。

まぐろ:みさきに一本釣りされたマグロが人間の姿になった。「マグロの掟」に従い、釣り上げたみさきに食べられようとする。みさきと二人暮らしをしながらその機会を狙っている。みさき・なぎさのクラスメートになり、人間の世界で奇妙な行動を取ってしまうことも多い。

なぎさ:みさきの幼馴染。料理が上手く多才で周囲に好かれる中性的なボクっ子。常識人そうに見えるが平然ととんでもない発言をすることも。

きーちゃん:人間不信な子ども。考え方が物騒なところがある。まぐろと仲が良く、みさきに食べられることに反対している。共に暮らすうちになぎさに心を許すようになってきた。

さしみ:みさきたちのクラスの風紀委員。生真面目で少し思い込みが激しい。道草を食べる趣味など、みさきとは別の方向で変人な一面を持つ。

クロ:生活力が皆無でさしみのヒモと化したおっとり系なお姉さん。大トロ(意味深)が大きい。

 

2. 魚ネタのギャグへの落とし込み

マグロの擬人化がテーマなので当然魚の話題もたくさん出てきます。特に、マグロの身体的特徴や習性を人間の姿での特徴や言動に反映するのが非常に秀逸です。例えばヒレをモチーフにした髪型をしていたり、止まると死ぬと思い部屋の中を歩き回ったりしています。他にもトロや故郷の味といった様々なネタが回転寿司のように押し寄せてきて、舌鼓を打ちながら毎月読んでいます。ギャグを楽しみながら雑学も身に付いてまさに「一石二魚」です。「私というマグロがありながら」など痴情のもつれ(?)のようなまぐろ発言の数々がお気に入りです。

 

3. 埋まらない価値観の溝

本題の価値観についてです。みさきとまぐろは一緒に生活するなかで一見仲良くはなっていきます。しかし、タイトルの通りまぐろがみさきに食べられたがるという構図は(2023年8月号時点では)変わっていません。みさきは種族の壁を越えて完全に理解し合うのは不可能だと思いつつも、掟を捨てさせて共に暮らしていくことを望みます。一方まぐろは人間の生活を楽しみながらも、掟に従いどうすれば食べる気になってもらえるかを思慮するようになります。その背景にはマグロの死生観が潜んでいます。弱肉強食の世界で生きるマグロは、捕食されれば一緒になって命を繋いでいけるが、そうでなければ独りぼっちになってしまうと考えています。この根本的な価値観の相違から平行線を辿る2人(1人と1匹)の思惑がもたらす切なさやもどかしさが、彼女らの微笑ましい日常の中に絶えず張り詰められ、本作品独特の雰囲気を醸し出しています。

 

以上、作品の良さを3つに分けて説明しました。もちろんこの他にも絵がかわいいとかキャラの関係性が良いとか伝えたいことはたくさんありますが、それはまた機会があればお話しします。

 

ところで、本作品ではマグロ=魚のマグロ、まぐろ=みさきに釣り上げられ人間になったまぐろちゃんを指しています。この使い分けに慣れてしまい、私はしばらく生活で「まぐろ」表記を見ると人間のまぐろとして認識してしまう病気に罹りました。この病気を治すため、我々は京急のみさきまぐろきっぷを手に、三浦半島の先端へと向かいました。あっちにマグロ、こっちにもマグロ、町中マグロだらけなその町で脳がバグり、マグロを食べることで一命を取り留めることができました。『マグロちゃんは食べられたい!』がアニメ化してみさきまぐろきっぷとコラボすることを熱烈に希求しています。

 

ここまで読んでいただいた方はお気付きかもしれませんが、この記事には冒頭の問題の答えが載っていません。そのためにわざとぼかしました。気になる方はニコニコ静画内のきららベース(公式)で「無料マグロ」の試し読みができるのでそちらへどうぞ。もっとも、常時公開されている3話までにさしみとクロは登場しないので、是非とも単行本をお買い求めください。

 

manga.nicovideo.jp

 

 

まぐろを求めてみさきへと

 

「やっと終点に着きましたね、みさきさん」

「ええ、ここがマグロの町の入口よ」

今日は二人で三浦半島の南端・三浦市にやってきたわ。目的はもちろんマグロ。関東屈指のマグロの町で、城ヶ島があるのもここ。

駅に着いた瞬間からあちこちからマグロのアピールが飛び込んでくる。これは期待できるわ。改札を出て駅を振り返ると駅名の異変に気付いた。

「これ、『三崎口』駅じゃなくて『三崎マグロ』駅になってるじゃない!」

「本当ですね!私たちにぴったりです」

「なかなかいいセンスしてるわね......」

「うーん、でもいまひとつ物足りないですね。ここは私たち食べられる側の視点を取り入れてこうするべきです!」

そう言ってまぐろは「口」の字の左上にある「マグ」を「口」の中に入れる仕草を見せてくれた。

「みさきさんの口で私を食べていただく意味を込めて……」

「そんな照れながら言われてもアンタは食べないわよ」

 

そんなやり取りをしながら三崎港行きのバスに乗り込んだ。

「皆さんも来られたらよかったんですが……」

「なぎさたち、さしみたちも家の用事があるって言うから仕方ないわね。私が突然来たいって言い出したのが悪いんだし」

発端は昨日の朝。みさきまぐろきっぷの存在は前から知っていたけど、まぐろを釣ってからのゴタゴタでずっと計画が氷付けになっていたのよね。それで今日がいい天気の予報だったから思い立って出かけたってわけ。

「このきっぷは往復の電車代とバス乗り放題にマグロ食事券とおもひで券が付いてるんだけど、バスに乗りまくれば食事券以外だけで元が取れるのよね。つまり実質無料でマグロが食べられるわ!」

「それを言うなら私だって無料マグロですよ!」

「アンタは釣りの餌代も食費もかかってるし全然タダじゃないわよ」

 

バスの終点は港が目の前に迫っていて落ち着く感じね。普段釣りをしている港と雰囲気が似ているわ。

「港に漁船が並んでいる風景はやっぱりいいわね」

「はい。実海のような安心感です」

「回遊魚のアンタから見ればこの辺の海はほぼ実海でしょ」

「ところでここからどこに行くんですか?」

「11時半……ちょっと早いけど早速お昼ご飯にするわよ!」

 

バス停から徒歩1分くらいの目当てのお店にやってきた。いかにも老舗という佇まいで、女子高生二人(一人と一匹)で入るのはちょっと勇気がいるわね。なんでもマグロのかぶと焼を初めて陸で提供したお店らしいしすごく美味しいに違いないわ!まあ、かぶと焼を注文するお金はないんだけどね。

中に入ると和室の海側の席に通された。どうやら昼食も提供している旅館のようね、格調高いのも頷けるわ。早速食事券を渡して注文した。まぐろきっぷ用の定食は決まっているみたい。待っている間はなんだか落ち着かなくて部屋を見回したり港の方を見たりしていた。室内には他に大人二人組がいるだけだから余計に広く感じるわ。

「お待たせしました」

二人分の御膳が運ばれてきた。きっぷのホームページに写真は載っていたけど、実物を見ると一層豪華に見えるわ。

「マグロの刺身はもちろん、尾の身の天ぷらに酒盗、小鉢......たくさんあってどれから手を付けるか迷っちゃうわ」

「みさきさん、この酒盗って何ですか?」

「マグロやカツオを発酵させた塩辛のことよ。美味しくてお酒が進むからそんな名前が付いたらしいわ」

「向こうの方も『新鮮な魚には日本酒が一番!』って言ってましたもんね。私を食べていただくときもできればお酒と一緒にお願いします!」

「二十歳になるまでお酒は飲めないからあと数年かかるわよ」

「そんな!」

いつものようにまぐろにあーんで食べさせられるもんだから恥ずかしいけど、それを忘れるくらい美味しかったわ!

 

お腹を満たしたことだし今度は遊ぶわよ。おもひで券をアクティビティに使うか飲食に使うか選べるようになってるけど、せっかくだからアクティビティに使いたいわね。

「おもひで券の使い道、このにじいろさかな号って船はどうかしら?水中で魚を見られるんだけど、アンタからしたらつまらない?」

「いえ、私一度船に乗ってみたかったんです!」

「それじゃあ決まりね」

おもひで券をチケットに交換して黄色い船に乗り込んだ。子ども向けっぽい、スーパーの鮮魚コーナーで流れていそうな感じの歌がかかっている。子ども連れや十代二十代のグループをちらほら乗せて出航した。潮風が気持ちいいわね。海鳥にエサをあげる人もいてたくさん着いてくるから見ているだけでも楽しいわ。

「せっかくだし写真撮るわよ」

「エサあげるだけで捕まえないんですか?」

「あれはエサをあげること自体を楽しんでるの。取って食うわけじゃないわ」

「マヨネーズで和えると美味しかったのに」

「それは忘れて!」

未知の文化を目の当たりにしたかのような目で周りが見てきた。恥ずかしい。船が目的地に着いて下の階に降りるよう案内されたから助かったわ。半分潜水艦のようになっていて水中の魚を窓越しに観察できるようになっているみたい。上から係員が撒いたエサに魚が集まってきた。魚の種類も解説してくれて楽しい。まぐろはあの魚は美味しいとかあの魚はすばしっこいとか教えてくれた。

「マグロもこんな景色を見てたの?」

「浅いところはこんな感じでしたね。ここまで賑やかなことは少ないですが」

「なるほどね」

「ただ一番の違いはガラスで仕切られていることですね。目の前にたくさんいるのに食べれられないなんて!」

「まあ、人間の娯楽ってそういうものだから......」

その後上の階に戻ってエサやり体験して港に戻ったら昼過ぎになっていた。

 

「これから街を散歩しようと思うんだけど、気になるところある?」

「私を料理してもらえるところ......はなぎささんにお任せしたいのでマグロ料理をいろいろ見たいです」

「......まぁ、お土産でも見て回ろうか」

うらりマルシェで自分たち用となぎさたち用のお土産を買って街中へ繰り出した。あっちにマグロ、こっちにもマグロ、やっぱり街中マグロだらけね。マグロの解体ショーをするお店もあったのね、次来たら見たいわ。

 

中心部は結構狭くてすぐ回れたし城ヶ島に行くことになった。さっき船でくぐった城ヶ島大橋をバスで渡ってあっという間に到着。島の南側が遊歩道になっていて人気らしいわね。ウミウ展望台、馬の背洞門、見晴らし広場。なるほど、こういうのがジオスポットってやつかしら。海を眺めているうちに西側の城ヶ島灯台に到着した。マグロ漁船もこの灯台の光を目印にするんだろうか?ってこの灯台のイラスト、猫がマグロを咥えてるじゃない!こんなところまでマグロが侵食してるとは......油断したわ。

 

岩場に降りるともう4時過ぎで、夕陽が傾いていた。

「きれいね」

「今日は陸地からも海上からも海を見られて楽しかったです」

「それならよかったわ。誘った甲斐があって」

「マグロもすごく美味しくてセルフ品種改良が進みました!」

「あーそう」

いつものまぐろの言葉を聞いていて疑問に思うことがある。まぐろたちは人間と違って自分たち魚の個体をほとんど区別していないんじゃないかって。名前だってまぐろ、きーちゃん、クロさんで種類由来だし。まぐろがマグロの掟に固執して自分自身の価値観を持たないのも、自他の区別が人間より曖昧だからだとしたら?名前を付けてあげたら意識が変わるきっかけにならないかしら?

「ねえまぐろ、アンタ自身の名前は欲しくない?まぐろだと他のマグロが出てきたらややこしいでしょ?」

「私は気にしませんが、強いて言えばみさきさんですね。みさきさんに食べていただくんですから」

「じゃあせめて私の名前の一部は?「みさ」とか「さき」とか「みき」とか」

「いえ、みさきさんと一緒になるまではまぐろ以外の何者でもないですから」

「やっぱりそうなるのね」

気まずくなってさっきより低く赤くなった夕陽に目を移した。さざ波の音と海鳥の鳴き声だけが響いていた。

 

バスで三崎口駅に戻ってそこから電車で帰宅。今日のことやらいつもの他愛もないことやらを喋った。まぐろと二人での初めての旅だったけど、明日からはまたいつもの生活に戻るのね。少しは分かり合える日がくるのかしら。



星屑テレパスで始めるエスペラント語〜悪い宇宙人編〜

ボッナヴ〜!!

お久しぶりです。ドラマ『星屑テレパス』も終わってしまいましたね。ドラマ自体もボナヴー配信での同時視聴も最高でした。10話というアニメより短い尺でまさか「悪い宇宙人編」までやってもらえるとは......。悪い宇宙人編の映像化は人類のロマンですから!!

ドラマ人気でアニメ続編も製作されてほしいです

 

さて、星テレに登場する「宇宙語」はエスペラント語がモデルとされています。アニメ放送後にエスペラント語を齧って宇宙語解読記事(下記リンク)を書きましたが、アニメ範囲外は手付かずでしたのでドラマ放送のこの機会に挑戦してみました!地球人の意地、見せてやるんだから!

mine-h.hatenablog.com

 

※前回から学習が進んでいないうえに(特に文法を)結構忘れてしまったので長文はかなり翻訳ツールに頼っています。悪しからず。地球人の文明の利器、見せてやるんだから!

 

 

原作に登場する宇宙語

著者近影

以前の記事で忘れていたのでここで書いておきます。皆さんお馴染みの挨拶

 

1巻

Peggjov=movlov, Pivou bovvu=vuv, ĉiuj en la universo!! <ペッギョヴ=モヴロヴ ピヴーバヴヴ=ヴヴ> -- 宇宙の皆さん こんにちは!!

 

2巻

Bonan!! <ボナヴー!!> --よっす〜

エスペラント語で「良い」。

 

3巻

Matenon!! <マティヴー!!> --おいす〜

エスペラント語で「朝」。Bonan matenon! で「おはよう」の意。

 

 

宇宙人との「セカンドコンタクト」

39~40話

相手:Peggjov...movlov... Pivou bovvu ...vuv --ペッギョヴ...モヴロヴ...ピヴーバヴヴ...ヴヴ

ユウ:Peggjov...movlov... Pivou bovvu... vuv...! Ĉu vi povas audi min? Mi estas... --ペッギョヴ...モヴロヴ...ピヴーバヴヴ...ヴヴ...!聞こえる?私はね...

相手:Jes ĉu vi estas... --そうです あなたが明一ですか?

直訳は「はい、あなたは...ですか?」

 

43話 

相手:Ĝis revido... --さらば...

 

ドラマではモヴロヴ以外日本語になっていましたね。尺の都合か「さらば」も含めて省略された台詞もありました。まあそんなことより宇宙人の声が大熊らすこ先生で驚きました。もしかしてドラマ視聴時に老師の騒ぐ声が聞こえていたのも幻聴ではなかった???

 

宇宙航海日誌(日本語)のエスペラント

悪い宇宙人編を読み返したところ、便宜上日本語で書かれている部分も多く、宇宙語は思ったほどありませんでした。なんだか物足りないので、せっかくですし38話の日本語で書かれた宇宙航海日誌(spaca vojaĝa ⭐︎ taglibro)をエスペラント訳してみました!

日本語→英語(自力ときどきdeepL)と英語→エスペラント(Google翻訳をベースに辞書で確認)の2段階で翻訳しています。精度は保証しません。

 

 

私、明内ユウ!今日からユウ船長の宇宙大航海の始まりだ!

せっかくだもん 色んな思い出を日誌に残しておかなくちゃ!

Mi estas Yu Akeuchi! La granda kosmovojaĝo de kapitano Yu komenciĝas de hodiaŭ!

Ĉi-okaze, mi skribos taglibron pri diversaj memoroj!

 

面白い星を見つけちゃった!地面も空も生き物もみんなピンク色なの!

バクテリアのせいなんだって!停めてた宇宙船もピンク色になっちゃった!

Mi trovis interesan planedon! La tero, la ĉielo, kaj vivaĵoj estas ĉiuj rozkoloraj!

Mi aŭdis, ke ĝi estas pro bakterioj! Ankaŭ mia parkumita kosmoveturilo fariĝis rozkolora!

 

宇宙船には何にもなくて暇!暇!暇!

暇つぶしに壁を避けてプカプカする遊びをしたよ!

Mi enuas, enuas, enuas! Nenio estas en la kosmoveturilo!

Mi ludis ŝvebante, evitante la murojn por mortigi tempon!

 

そのまま寝ちゃって気づいたらベッドに挟まってた

燃料が怪しくなってきたので、優しいお友達に分けてもらったよ!

お礼に私も歌を披露してみんな大喜び!

Mi endormiĝis intertempe, vekiĝis kaj trovis min blokita en la lito.

Mi mankis fuelo, do afablaj amikoj dividis kelkan al mi!

Rekompence mi kantis, kaj ĉiuj ĝojis!

 

航海の始まりと途中の様子が描写されています。灯台の電気はなぜか供給できても宇宙船の燃料となると話は別のようです。

 

 

ドラマ新出の宇宙語

 

9話範囲 ユウの宇宙航海日誌

ドラマ9話でユウが海果の部屋に来た場面で上記のような宇宙語が登場するのではと期待していたのですが、開いた日誌が映る程度で中身は確認できませんでした。残念……。と思っていたら放送後にドラマ公式がこんなツイートをしていました。

小物凝ってますね~じゃないんですよ!宇宙航海日誌!しかも少し読むだけで分かりました。この宇宙語、完全に新出なんです!シーン的に原作を訳してもよさそうなのにわざわざ日誌の別の部分を出してくれるとはなんとありがたい。yummy yummy!

※ボケて読み取れない箇所は______で表しています。

<<2024.9.5追記>>

この範囲は実は2020年の世界エスペラント大会での講義「惑星間宇宙飛行」の一節だそうです。*1道理で日誌の他の部分より学術的で、地球へ向かう記録っぽくないわけです。下に参考画像を載せました。宇宙船の軌道を1→2→3と変える話で、高校物理でやった気がします。

 

se la motoro restus malŝaltita, 

la navigilo sekvus la orbiton, 

kaj ĝi reirus al la komenca 

punkto (perigeo de la orbito). sed 

もしエンジンがオフのままだったら、

ナビは軌道をたどって、

初めの地点(軌道の近地点*2へ戻って行っただろう。しかし

 

estante en la apogeo la kosmoŝipo 

ekŝaltu la motoron nur dum la

tempo bezonata por pliigi ĝian

rapidon sufiĉe por atingi la

energion de la nova cirkla

orbito, tiel la navigilo restos

en ĝi sen iu ajn posta elspezo de

brulaĵo.

遠地点にいるので、宇宙船は新たな円軌道のエネルギーに達するのに十分なスピードへと加速するために必要な時間だけエンジンを点火するべきであり、

そうすれば追加の燃料消費なしにナビは軌道内に留まるだろう。

 

oni do bezonas nur ŝalti la raket-

motoron dum la tempo sufiĉa por

atingi la energion de ĉiu nova

orbito. dum la kosmoŝipo flugas

falante libere en la sama orbito,

ĝi ne konsumas energion por

moviĝi.

したがってそれぞれの新たな軌道のエネルギーに到達するのに十分な時間ロケットエンジンを点火するだけでよい。

宇宙船が重力に従って同じ軌道を自由に回る間、

それ(宇宙船)は動くのにエネルギーを消費しない

 

kutime oni uzas la △v (pliigo de  

<次頁へ>

rapido) por karakterizi la energion bezonatan por ŝanĝi orbiton.

軌道を変更するのに必要なエネルギーを特徴付けるのには、普通△v(速度の増分)が使われる。

Spínola, Carlos (2020) "Veturado tra la interplaneda spaco" Internacia Kongresa Universitato, 73-a sesio, pp. 77-92 より引用

 

 

これまでの宇宙語より1文が長く、私の力では訳しにくかったので一部分かりにくい日本語になっています。

記憶喪失前のユウはそれなりに物理学の知識があったように思えます。記憶を取り戻したらモデルロケット制作に活かして竜岡に勝つための転機となるかもしれません(適当)。

エスペラントの文章で宇宙船に関するものを採用したといったところでしょうが、実際にユウがこれを書いたのだとするとどう考えられるでしょうか?

①ユウが故郷の星を出発するときの軌道を後から記した。この場合、実はユウはある程度物理ができるが、1冊に複数の科目のノートを取るタイプだと考えられる。忘れ物の多い抜けたところのある優秀キャラでギャップ萌え(?)。

②出発前に教わったことを書いた。この場合、ユウは物理学的な堅いことを記したノートの続きに「私、明内ユウ!今日からユウ船長の宇宙大航海の始まりだ!」のテンションで日記を付けてタイトルに⭐︎まで入れていることになる。温度差がすごい。

③道中で異星人に教わった。この場合、ユウに宇宙航海術はなさそうなので宇宙船は自動運転の可能性が高い。

④その他。

原作者やスタッフもそこまで考えていないと思うのでこの話は終わりにします。

 

10話 明一の手帳

10話で座標の謎を解くために瞬と遥乃が明一の手帳を見るシーンにも宇宙語が出てきました。地球人が記した宇宙語はこれが初登場です。

 

左頁

erco uzata kiel komunika energio

通信のエネルギーとして使われた鉱石

diro mi 

ĉu vi aŭdas min,

ĉu vi parolas rekte al miaj pensoj?

ne ekzistas dudirekteco.

私は言った

「私を聞いているのか?

私の思考に直接話しかけているのか?」

双方向性は存在しない。

 

右頁

inteligentaj vivoforekt moj kiel homoj

ricevu kaj respondu atentante

 kamaradoj

 la plej bona lumo en la universo.

 telepatio ne konkeru aŭ defendu.

(※-ektを-mojに訂正している)

人類のような知的生命体が注意深く受信して応答してくれた。

 仲間たち

 宇宙で一番良い光。

 テレパシーは征服も防衛もしない。

 

判別しにくいですが左頁には鉱石を使って交信したこと、明一の反応、(テレパシーが)一方向的であることが書かれていました。詳しくは原作4巻を読もう✌️

単語や文の区切りが分かりにくい宇宙語ですが、小さな手帳で改行が多いため一層分かりにくくなっています(私が初学者なだけですか?)。右頁後半は字下げっぽく見えるので宇宙人(ユウ)の言葉をメモしたのではないかと思います。

トモラーヴ(kamaradoj)は原作5話・アニメ2話でペットボトルロケットにユウが書いた、「仲間・同志」という意味のお馴染みの言葉ですね。「宇宙で一番良い光」も原作4話・アニメ2話で登場しています。 la plej bona lumo en la spaco! (「宇宙」の訳だけ若干違いますが)「灯台を宇宙の皆にも宣伝しとくよ」と言ってユウが掲げた旗の文句でした。この手帳のフレーズもユウの言葉なら、同じく灯台の光を指しているかもしれませんね。明一が交信し始めたばかりの記述なので、この時点でユウが地球を目指したというよりは、明一の灯台を褒めているか宇宙語の定型文という可能性も考えられます。憶測の域を出ないですが。

この2つともドラマではカットされていたのでまさかの再会に驚きました。それだけ重要な言葉なのでしょうか。

 

ぼやけた文字をあれこれ当てはめて読んで、辞書ないし翻訳ツールでピッタリな意味になったときの感動が、宇宙人と繋がった明一の驚嘆やユウの航海の高揚と重なってノルアドレナリン分泌がやばいですね。これだから宇宙語解読はやめられません!

欲を言えば宇宙語の歌(アニメでは"spektro")をドラマのいとももさんverでも聴きたかったです。

 

 

ドラマは終わりましたが星テレ原作もボナヴー配信も続きますし、これからも応援していきましょう!

 

 

ところで、きらら展の大熊らすこ先生のサイン会は落選しました。当たった人が羨ましい......。大熊老師のサイン会はないんですか?

 

 

宝木明一 (P.S.)

宇宙語に-uで終わる動詞が散見されます。エスペラントの動詞の活用で-uは命令形らしいのですが、ここでは明らかに命令形ではないので適当に訳しています。私が知らないだけでそのような文法があるのなら知りたいです。教えて有識者!「ヴ」で終わりがちな宇宙語オリジナルの語尾かもしれませんが。

<<有識者からの指摘>>「主語+命令形」は「主語がそれをすることを強く望む」て感じの意味です。(通常の命令文は主語 vi を省略した形)

だそうです。ありがとうございます!

*1:姫楼しん(キロウ)さんに教えていただきました。星テレ初期の頃から宇宙語(エスペラント)の解説をされていて、今回の出典についても以下の記事で詳しく説明されています。

note.com

*2:月や人工衛星がその軌道上で地球に最も近づく点。対義語は遠地点。

コミケ初参戦記......になるはずだったもの

2023年8月12~13日、東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケットC102に参加してきました。

 

 

〜〜〜下書きはここで途切れている〜〜〜

 

 

コミケ初参加ということで参戦記を書くつもりでしたが、1行だけ下書きして気付けば1年経ってしまいました。確かコミケ自体の感想(買い手、売り子)・交通手段比較(新橋からのBRT、東京駅からの都バス、門前仲町からの都バス)、暑さ対策などについて書く予定だったかと思います。

 

 

まあ今更書くのもだるいので明日のC104の宣伝だけしておきます!

 

まずは東大きらら同好会の『Qirara 〜東大きら同クイズ記録集〜』

 

弊会で実施されたクイズ大会「きら同杯」などの企画の問題や結果が収録されています。

なんと私が編集長を務めました(その度は関係者各位にご迷惑をおかけしました)。後から気付きましたが「Qirara編集長」を自称できるの面白くないですか?

きららの同人誌って漫画が多くて小説や評論、あと聖地巡礼記事などの印象しかないのでクイズ問題集なんて読んでもらえるのか?と不安ではあります。前例は神田さんのきららオープンしか知らず、印刷部数も全く読めませんでした。買ってください。

ですが以前の即売会で手に取ってくださった方々には大変好評で、表現媒体は違ってもきららへの愛は共有できていると確信しました。クイズに馴染みがない方でも楽しんでいただけると自負しております。きらら作品を多くは知らないという方も、作品へのより深い理解や新たな作品との出会いに繋げていただけたらと思います。

 

 

もうひとつ、阪大きらら同好会さんの『まぐろタイムきはだMIX』にも寄稿させていただきました(東大きら同以外への寄稿は初めてですね)。昨年末に完結した漫画『マグロちゃんは食べられたい!』*1のSSを書きました。拙い文章ですが、みさき&まぐろの日帰り旅を綴ってみました。マグロ、ご期待ください!

 

 

C104は東大、京大、阪大に東北大と各地のきらら同好会が集結しており楽しみですね。私も一通り買って回ります。

それでは皆さんと対面で、もしくは紙面でお会いできることを楽しみにしています。

*1:「釣ったマグロが美少女に!?」なる4コマ漫画。まぐろが主人公みさきに(物理的に)食べるように迫るが、みさきは人間として一緒に過ごしてほしくてずっとすれ違ってしまう。そんな薄氷の上で成り立つ日常系異種交流譚が魅力。魚関連のギャグセンスが逸品。もちろん絵もかわいい。2巻だけだから知らない人は読んで!

ボナヴー配信見よう vol.✌️

お久しぶりです。ひろみねです。

昨年12月に書いたボナヴー配信紹介記事を更新しなければと思ったのが2~3月頃。気付けば6月に入りドラマ放送が迫ってきました。アニメ放送時の同時視聴配信をやっていたのが3ヶ月間なので、今やゲーム実況中心の配信の方が長いわけですね。その分いろいろとネタや語録が増えてきたのでまとめていきたいと思います。

 

※この記事のメインは最後の「ボナヴー配信語録」です。

 

そもそも『星屑テレパス』とは?

ゲーム実況やドラマ化を機にボナヴー配信を見始めたという方もいるかと思いますので、簡単に紹介しようと思います。

『星屑テレパス芳文社の雑誌まんがタイムきららで連載中の大熊らすこ先生の漫画です。コミュニケーションのが苦手で宇宙に憧れる主人公・小ノ星海果が、記憶喪失の自称宇宙人・明内ユウや明るくしっかり者の副委員長・宝木遥乃、機械に詳しいツンデレ ツインテ ツッコミ役・雷門瞬たちと出会い、一緒にモデルロケットを作り宇宙を目指す物語です。

comicfuz.page.link

昨年10~12月にTVアニメが放送され大いに盛り上がりました。原作は現在4巻まで発売されており、3巻の途中までがアニメ化範囲でしたのでドラマでもその辺りまで進むのではないでしょうか?原作・アニメでは静岡市清水区が主な舞台ですが、ドラマのPVでは神奈川県三浦市剱崎灯台が映っていました。

hoshitele-anime.com

未修の方は「おでこぱしー」という言葉だけ覚えておいてください。物語を大きく動かす明内ユウの超能力です。

宇宙人的特徴としてもうひとつ、宇宙語が挙げられます。明内ユウの記憶に大きく関わっていそうですが、現時点ではまだ謎が多いです。実は宇宙語はエスペラント語が元になっており、別の記事で解説しています。spektroはいいぞ!

TVアニメ「星屑テレパス」挿入歌「spektro」 / 明内ユウ(CV:深川芹亜) - YouTube

mine-h.hatenablog.com

 

どうして老師がVTuberに!?

最近はYouTube配信する漫画家も珍しくないですが、数ヶ月前(当時)にTwitterアカウントを作るまで表に出ていなかったらすこ先生がなぜVTuberデビューすることになったのか?そのときの状況を端的に表す画像がこちらです。

pic.twitter.com

なんとアニメの配信がFOD独占になってしまったんですね。これではアニメが話題になりにくいということで原作者自ら立ち上がりYouTubeで配信を始めました。話が面白くて既存ファンに加えアニメから入った新規ファンも一緒に楽しんでいます。本業と漫画家を両立するだけでもすごいのに配信者までこなすのほんと多才ですよね。作中の宇宙語挨拶「ボナヴー」「マティヴー」に因み「ボナヴー配信」と名付けられました。

初めはボイスチェンジャーを使用した声だけだったのですが、途中からセルフ受肉し愛犬(への歪んだ愛情が生み出した悲しきモンスター)の姿となりました。素人でも簡単に描けるので「#ボナアート」のタグで投稿して応援しましょう!見た目がエビフライやコロッケなどの揚げ物に似ていることもネタにされています(「#老師メシ」)。

昨年のアニメ放送時期のことは前々回の記事で紹介していますのでよろしければご覧ください。

mine-h.hatenablog.com

 

配信の内容

アニメが終わったため今年に入ってからはゲーム実況配信が中心になり、ゆるい雑談やマシュマロ(匿名で質問・感想等を送るツール)への回答、お絵描き配信などもたまにあります。

 

中でも継続的にプレイしているのが「パルワールド」というオープンワールドサバイバルゲームです。ボナパゴス島と名付けた島でパルと呼ばれるポ◯モンみたいな生き物を捕まえながら開拓していきます。捕まえたパルでバトルしたり開拓・生活のための労働をさせたりします。

ボナヴー配信ではこの組織がボナパゴスカンパニーなどと呼ばれています。ゲーム実況で素を出しているのも面白いですし、社長たる老師がアットホームな職場や徒歩0分の社宅を用意しており愉快なことになっています(パルワールド配信の概要欄参照)。いきなりNPCに殴りかかったり人間を捕まえだしたりしたのは衝撃的でしたね。

 

そのほかにプレイしたゲームは以下の通りです。(2024年6月4日現在)

・奇天烈相談ダイヤル:怪異判定ゲーム

くまのプーさんホームランダービー!:バッティングゲーム

・ウツロマユ:ホラーゲーム(姉妹百合?)

・DRONKO WANKO:犬になって家を荒らすゲーム

・Fit Boxing 2:ボクシングゲーム

 

ボナヴー配信語録

配信でネタにされる言葉などをまとめました。なお、昨年のアニメ同時視聴配信の時期しか出てこなかったものは省略しました。詳しくは上記記事をご参照ください。

 

老師:中国語で「先生」の意。アニメ第2話同時視聴配信で中国人リスナーからそう呼ばれたのが定着。

スクワット内ユウ:配信画面が動いていることを老師が確認するため、無限にスクワットしている明内ユウ。たまに重力に逆らう。星テレと関係ないゲーム実況配信等では登場しない。

ボナ○○:ボナよろ(よろしく)、ボナおや(おやすみ)など気さくな挨拶などに使われる接頭辞。「ボナヴー」に由来。「ボナヴー」自体はエスペラント語の"bona"(良い)が語源。

実家の音楽:配信中(特に最初の待機時間)に流れているBGM。親の声より聞いた音楽であることから。老師のご友人が作曲。

姉妹設定:星屑テレパス作者の大熊らすこ先生とVTuberの大熊老師は姉妹だという設定。漫画家のらすこ先生がお姉ちゃん、VTuberの老師が妹。こんなキラキラしたエモい漫画の作者のイメージと、YouTubeではっちゃけている老師の印象がどんどん解離していることから生まれた。妹の意見が漫画に反映されたり、姉が配信に登場したりすることも。

お淑やか:老師がハイテンションだと同時視聴配信で初めて来る人が戸惑ってしまうので同時視聴配信ではお淑やかになろうという話が秋にあった。姉のらすこ先生の方にあたる。ほとんど忘れ去られた設定だがドラマからの新規層に向けて復活するかも?

18歳:老師は自称18歳。大学院修了して数年は仕事しているが18歳。檸檬堂やハイネケンなどのお酒を飲みながら配信することもあるのに18歳。インターネット老人会の話題で盛り上がるけれど18歳。ループ時空のモンスターなので6月4日の誕生日(老師の日)が来ても18歳のままらしい。誕生日記念配信でボクシングしながらのお絵描きを実行し、そこで測定された年齢にする話もあったが、23歳、29歳という結果に終わり有耶無耶になりそう。

【Fit Boxing 2】健康長寿祈願🎂誕生日記念配信!お絵描きしながらボクササイズ!【ボナヴー配信/ゲーム実況/VTuber】 - YouTube

おしりぱしー:犬のおしりを吸うこと。動物のおしりが大好きな老師の寝る前の習慣から。配信でも度々動物のおしりの話題が登場し、「おけつカーニバル」などのワードも飛び出している。

画竜点睛配信:2回目の配信で海果のイラストを描くはずが、瞳を入れるだけで終わってしまった回(老師はマルチタスクが苦手らしい)。そこからお絵描き配信を揶揄する際にも使われる。それ以来長らくお絵描き配信は行われなかったが、4月9日の雷門瞬生誕祭  お絵描き配信】雷門瞬生誕祭🎂おめでとう雑談🎉✨【ボナヴー配信/星屑テレパス】 - YouTube では見事イラストを完成させた……だけでなくオチが最高だった。6月4日の誕生日記念配信では、ボクシングしながらかつ線画を消せないというスパルタな制約を自ら課したにもかかわらず、見事イラストを完成させた。

宝木遥乃:星屑テレパスの登場人物。転じて宝木遥乃に関する感情を表す言葉。マシュマロにおける拝啓/敬具の表現として用いられることも少なくない。まんがタイムきらら『きもちわるいから君がすき』を連載中の西畑けい先生がよくツイートしていることが発端。

 

怪文書:感想や質問に限らない異常・迷惑なマシュマロの文章。割合としては少ないがYouTubeのコメントやスーパーチャットでの投稿も含む。初期の内容は、存在しない記憶→宝木遥乃(括弧内で意思疎通する)→拝啓/敬具やP.S.等の意味で宝木遥乃/雷門瞬などを用いる、という変遷を辿っていた。現在は夢小説やキャラクターへのラブレター、性癖全開なものに理解不能なガチの怪文書など凝った内容も多い。配信で取り上げられるのは選フィルターを通過したものだけなので、全貌は老師にしか分からない。老師は全マシュマロの3%に抑えたいらしい。

怪異怪文書を送る者。アニメ中盤に急増し、9話の素晴らしさに大多数が成仏したと思われていた。しかしアニメ終盤頃から再び増加し、老師と怪異の戦いは現在も続いている。怪異の分類としては、文才や理性のあるマシュマロを送る「知性型の怪異」が上位の怪異として一目置かれることもある。墨塗りにされるような怪文書を送る下位の怪異とは対照的である。最近はファランクス勢に改心したのか、全盛期ほどの勢力はなさそう。

般若心経:怪異が現れたときなどに老師が唱えるお経。コメント上では雷門瞬等のキャラ名が付加されることもある。

ファランクス勢:老師と同じ夢や目標に向かって進む人々のこと。リスナーとほぼ同義で使われることも多い。「老師ガチ恋勢は怪異に入りますか?」という私のマシュマロへの回答から生まれた言葉(←お前かい!)。ファランクスとは古代ギリシアの重装歩兵が得意とした戦術のこと。ガチファランクス勢、ガチファ勢とも。

笑顔にする:パルワールドにおいて老師がパルを捕まえて仲間にすること。転じて、HP削りすぎて倒してしまうことにも用いられる。なお捕らえられると強制労働させられるので捕獲される前に逃げるしかない。

労基労働基準監督署の略。労働基準法に違反する企業に対し調査や指導を行う。ボナパゴスカンパニーはかなりのブラック企業なので度々立ち入り調査されており、老師の天敵とも言える存在である。ファランクス勢が対峙することも。ボナヴー配信では二人組のイラストで表現される。

 

 

最後に

ドラマ『星屑テレパス』は6/25(火)24:30からテレビ東京で放送開始です。リアタイは難しいという方には

✌️TVerもあるよ✌️

画像

https://x.com/rasuko_okuma/status/1707420571397738632より引用